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建設通信新聞(9/11)に「撤去で空調負荷増大懸念/文科省の天井等落下防止対策」が掲載されました。

建設通信新聞(9/11)に

「撤去で空調負荷増大懸念/文科省の天井等落下防止対策」

が掲載されました。

 

<記事全文>

【撤去で空調負荷増大懸念/喚気扇、吹出口増設の改善を/照明計画も見直し必要/文科省の天井等落下防止対策】(CLICK設備産業)
 
 文部科学省の「学校施設における非構造部材の耐震対策の推進に関する調査研究協力者会議」が中間とりまとめを行った、「学校施設における天井等落下防止対策の推進に向けて」では、屋内運動場などの天井材だけでなく、照明設備の落下防止対策や天井を撤去した後の空調・換気、照明改修にも触れている。

 屋内運動場の落下防止策を優先的に検討している背景には、天井高が高いため、落下に伴う致命的な事故が起こりやすいことがある。東日本大震災でも、公立小中学校施設で非構造部材の被害件数は、文部科学省に報告があったものだけでも、天井材が1636件、照明器具410件、外装材968件に達し、児童生徒がケガをする人的被害や、学校施設が応急避難場所として使えないといった事態も発生したという。

 一方で、2005年度に国土交通省が実施した「大規模空間を持つ建築物の天井の崩落対策に関する調査」では、500㎡以上の大規模空間を持つ屋内運動場などの学校施設のうち約13%に吊り天井が設けられている。また、12年6月に文科省と国立教育政策研究所文教施設研究センターが実施した調査では、18都道府県83市町の688施設のうち、およそ半分の施設で天井落下防止のための補強、約4割が照明器具の落下防止対策をしていないことが分かった(12年5月現在)。

 中間まとめでは、天井材や照明器具などの総点検手法を明示した。照明器具については、器具が支持材に緊結されているか(吊り材は支持材に緊結されているか)とした上で、具体的な対策として、▽構造体に強度のある取付金物で固定されているか▽チェーンやワイヤーロープによる措置がとられているか▽照明器具用の斜め部材が設置されているか--という例を挙げたほか、器具の取付部にひび割れ、変形、腐食、緩みは見あたらないかという点も明記した。

 総点検の結果、落下の可能性がある既存の吊り天井に対しては、撤去、補強による耐震化、撤去と再設置、落下防止ネットなどの設置という対策があるとした。ただ、撤去した場合には、天井が持っていた断熱性能や吸音性能など環境条件が変化するとし、使用に支障を来すことのないよう、必要に応じ、屋根面への断熱対策や吸音体を付け加えるなどで、良好な室内環境を確保するよう求めたほか、空調・換気面では、大空間天井の撤去による空調負荷の増大(気積〈床面積×高さ〉、気流の変化など)を補うため、天井換気扇、吹出口の増設による改善を検討することとした。

 照明は天井撤去に伴って天井面の照度が均一でなくなり、競技環境の悪化などの支障が生じる場合は、空間の照明計画などを見直し、必要に応じて照明改修を実施することを検討するよう求めている。

(2012年9月11日:建設通信新聞)

※同紙のサイトはこちらから ⇒ http://www.kensetsunews.com/

 


2012年09月11日 更新